2009年07月12日

高速増幅素子/オーディオ銘機賞受賞 hpa100の中身を考える

高速増幅素子による高性能ヘッドフォンアンプhpa100
中身について考えてみたいと思います。
高速増幅素子は、PanasonicのAN6556というオペアンプの
ようですね。カッコいい。高速増幅素子により増幅という
だけで、何だかとっても音が良さそうだ(汗)

【関連ページ】
1. 価格と中身と音色はそれぞれ不等号。
2. 「高速増幅素子による高性能ヘッドフォンアンプ」を摸作する

hpa100については、その中身のスカスカ具合がネット上で
一時話題になりましたが、そこまで価値が無いもの
なのでしょうか。
確かに写真が事実なら「オーディオ銘機賞受賞」という
高級オーディオ機≒お金のかかったアナログ回路と
して期待すると、御粗末な実装に見えます。

パっと見でカーボン抵抗が使われているじゃないか
・・・とか言う人も居るかも知れませんが、
金属被膜抵抗は音が曇るという人も居るようで、
オーディオ向けでは抵抗の種類はかなり音質に
大きな影響がある
ようですので、一概に悪とは
言い切れません。

#私は試したことが無いので分かりませんが・・・。

整流回路もオーソドックスな全波整流ではありませんが、
両波倍電圧整流回路のようですので、それほど可笑しな
設計には見えません。
シールド線使おうよ・・・とか、いろいろ突っ込み所は
ありますが、そんな精神論は置いておいて
バランス良く設計されていれば、そこそこの性能は
十分出せるのではないでしょうか?

個人的に、この手の「オーディオ機器」の音質は、

1. 重厚な箱
2. 重さ
3. 電源を入れた時のスイッチのカチカチ感
4. Power LEDのモワっとした点灯・消灯具合
5. オーディオ銘機賞受賞のようなプラシーボ効果(重要)

によって決まると思っているので、hpa100の設計も
十分アリです。今の高級オーディオ業界は、ペンペン草も
生えない暗黒の世界です。
今後も・・・それほど明るい未来は無いでしょうね。
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2009年05月17日

富士通がGoogle AndroidベースのPNDを試作

Google AndroidベースのPNDとして、富士通などのベンダが
試作機を開発しているようです。常にネットワークに
アクセスしながら、地図データをダウンロードする形
を考えているようですが、これ自体は既に携帯ナビでも
行われている事で目新しさはありません。

【関連記事】
Car Watch
「第12回 組込みシステム開発技術展(ESEC)」リポート
富士通がAndroidベースのPNDの試作機などを展示


Google Androidは、ナビ向けのOSとして開発されている
訳では無く、一つの応用例でしょう。
Windows Automotiveは多くのPNDやナビで採用されはじめて
おり、その生産性の高さは開発現場から高く評価
されています。Google Androidの採用を促すには、
開発環境の整備も一つの課題でしょう。
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2009年04月27日

NECエレクトロニクスとルネサス/事業統合へ

NECエレクトロニクスとルネサスの事業統合が正式に発表
されました。事前に新聞で報道がありましたが、火のない
所に煙は立たず・・・ですね。
ルネサス単体ではSoC(System on Chip)となるとどうしても
弱い印象がありますが、NECエレクトロニクスとの統合で
マイコン・デジタル回路SoC、アナログデバイスと
包括的で強固な製品開発が行える事になり、形の上では
理想的な経営統合と言えそうです。

【関連記事】
PC Watch
NECエレとルネサス、半導体事業を統合
〜発表会の模様を追加


マイコン事業は、大きくバッティングします。日立と
三菱との統合後もラインアップがしばらく維持された
ように、当面、既存の製品群は併売される事になり、
統合までにはしばらく時間がかかりそうです。
個人的には、開発環境はルネサス系の方が使い易いので、
マイコンはルネサス主体で統合してほしいものです。
半導体事業は大不況の嵐が吹き荒れており、今後も
大手ベンダ間の経営統合/業界再編が進みそうです。
posted by ぽっぽファクトリー at 20:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 組み込み・回路設計

2009年04月15日

組み込み市場へ大きく舵を取るVIA Technologies

チップセット事業から撤退し、コンシューマ向けPCから
すっかり名前を聞かなくなったVIA Technologiesですが、
着々と組み込み市場への浸透を狙っているようです。
自動車関連など、Intelが狙っている市場でもありますが、
PC/104との連携などVIAが先行している感があります。

【関連記事】
PC Watch
【ESC SV 2009レポート】
一人気を吐くVIA Technologies


Microsoftと共に、x86を組み込み市場へ普及させる事が
できるのか注目です。もっとも組み込みとはいえ、装置
制御など従来小型PCが行っていた分野もあり、それほど
障害は無いのではないでしょうか?
シリアル/パラレルI/Oボードなど、個人的に欲しいです。
posted by ぽっぽファクトリー at 04:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 組み込み・回路設計

2009年04月13日

クランプ式電流センサ付きテスターを買ってみる

クランプ式電流センサ付きテスターを買ってみました。
日本語簡易マニュアル付き。電池は9V電池(006Pタイプ)でした。
電線をクランプするだけで、電流の非接触計測が可能です。

【マニュアルによる測定レンジ】
交流電流:0.1A〜1000A
交流電圧:1V〜750V
直流電圧:1V〜1000V
抵抗値:100mΩ〜20KΩ
クランプ式電流センサ付きテスター

DC 1000Vとか交流1000Aとか一般家庭では縁のない
レンジですね(汗) 自宅にオシロスコープが欲しい所。
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