2008年08月05日

Intel Larrabee/CPU・GPUプログラマブルプロセッサ

Intelのスループット・プログラマブルプロセッサ
「Larrabee (ララビ)」の概要について詳細が公開されました。
まさにGPUとCPUのハイブリッド構成です。

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PC Watch
ついにベールを脱いだIntelのCPU&GPUハイブリッド「Larrabee」

16個のデータに対する演算を1クロックで実行可能な
SIMDベクタ演算ユニットを備えるCPUが16個パッケージング
された構成で、GPUのプログラミングモデルの他、
x86 CPUのSIMD命令同様に直接ベクタ演算ユニットを
ネイティブに扱うことが可能なようです。
旧来のGPUと異なり、最初からInt32(32-bit整数)、
Float32(32-bit浮動小数点)、Float64(64-bit浮動小数点)を
ネイティブにサポートしており、この辺りも根底にあるのは
3D描画ではなく、汎用ベクタ演算器である事がうかがえます。

NVIDIAとAMD(ATI)は、GPUからの汎用演算へのアプローチ、
INTELはCPUからベクタ演算・GPUへのアプローチということで、
スタンスが大きく異なりますが、Intel Larrabeeが
どの程度のパフォーマンスで登場するのか注目です。

OpenGLやDirectXの描画レイヤもサポートされるようですが、
描画性能は、当面かなり限定的になると予想しています。
posted by ぽっぽファクトリー at 00:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | PCハードウェア
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