Intelのスループット・プログラマブルプロセッサ
「Larrabee (ララビ)」の概要について詳細が公開されました。
まさにGPUとCPUのハイブリッド構成です。
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ついにベールを脱いだIntelのCPU&GPUハイブリッド「Larrabee」
16個のデータに対する演算を1クロックで実行可能な
SIMDベクタ演算ユニットを備えるCPUが16個パッケージング
された構成で、GPUのプログラミングモデルの他、
x86 CPUのSIMD命令同様に直接ベクタ演算ユニットを
ネイティブに扱うことが可能なようです。
旧来のGPUと異なり、最初からInt32(32-bit整数)、
Float32(32-bit浮動小数点)、Float64(64-bit浮動小数点)を
ネイティブにサポートしており、この辺りも根底にあるのは
3D描画ではなく、汎用ベクタ演算器である事がうかがえます。
NVIDIAとAMD(ATI)は、GPUからの汎用演算へのアプローチ、
INTELはCPUからベクタ演算・GPUへのアプローチということで、
スタンスが大きく異なりますが、Intel Larrabeeが
どの程度のパフォーマンスで登場するのか注目です。
OpenGLやDirectXの描画レイヤもサポートされるようですが、
描画性能は、当面かなり限定的になると予想しています。
2008年08月05日
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