2007年09月20日

シャープがパイオニア筆頭株主/資本業務提携

シャープ株式会社とパイオニア株式会社が
資本業務提携を発表
しました。

正直、中途半端な提携な感がしますね。
パイオニアは液晶テレビを出す気満々な記事/会見内容ですが、
パイオニアの液晶テレビが欲しい人がどれだけ居るのでしょうか?
シャープのプラズマも欲しくないでしょう。

シャープ側も「液晶テレビをラインアップしていただけるので
あれば、供給先が増えるということ。
工場の稼働率も上がるので歓迎したい」とコメントしていますが
パイオニアの液晶テレビが売れれば
その分シャープの液晶テレビは売れなくなると思うのです。

量産効果で安くなる?のかも知れませんが、その効果も
一時的なもので、両者の販売が双方とも伸びていくのであれば
良いですが、そうでない場合、結果、販売価格の値下げにより
共食い状態になりそうな気もいたします。

資本業務提携で「独自性を維持した提携」をした場合
あまり成功した例を知りません。
本気で提携するなら、経営統合まで視野に入れるべきです。
posted by ぽっぽファクトリー at 23:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 家電・携帯端末

AMD SSE5はGPGPUへの橋渡しとなるか

AMDのSSE5は、かなり野心的なのかも知れません。

米AMDのフィル・へスターCTOインタビューからの引用

SSEはCPUサイドでの処理からCPU+GPUでの処理に
スムーズに移行するための命令セットの変更と考えている。
将来は、x86命令はCPUサイドで、SSE命令はGPUサイドで
処理されてゆくのではないかと思う。
SSE5は、そうした流れの中の第一歩であり、
より並列度を(従来に比べて)増したものだ。


なるほど。ただ、現在は SSE(SIMD命令) と GPGPU とでは
並列性の粒度が大きく異なる。
今後、SSEの並列性の粒度が大きくなる事に異論は無いが
CPUの命令セットとして見た場合、GPUの実装に処理が
依存されるような構成はあり得ないし、
FusionのようにGPU統合CPUでないと実装不可能である。

それに、CPUに統合できるGPUはハイエンドではなく、
良くてミドルレンジクラスのものだし、単独GPUのように
専用バスで接続された高速なメモリアクセス機能も備えない。


もしかすると、Fusionでは GPGPU で度々問題となる
ダウンロード/リードバック時間を相殺するウルトラCが
隠されているのかも知れない。
現状、GPGPUで処理を行う為には、GPUメモリ領域への
データコピー/CPUメモリ領域へのデータコピーの
2回のデータコピーが必要となる。

この問題は例えば、メインメモリ←→GPUメモリ間で
アドレス参照をサポートできれば一気に解決できる。
GPU統合CPUでは可能かも知れない。


GPU側の進化をサポートする形で今後、
OpenGL 3.0やOpenGL 4.0/DirectX 11の中でも、
シェーダ言語の拡張が随時行われるのは間違いない。
近い将来、プログラミングモデルとして、
シェーダ言語コンパイラと一般のアプリケーションコンパイラ
との関係が大きく変化していくかも知れない。
posted by ぽっぽファクトリー at 00:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | ソフトウェア開発

後部座席シートベルトの着用義務化

2007年道路交通法改正案で
いよいよ後部座席シートベルトの着用義務化
盛り込まれました。

当面は高速道路を運転中に限り、点数処分を適用する予定
... なるほどね。皆さん気をつけましょうね。

結構、少し前のミニバンのような車だと後ろ座席の
シートベルトはオモチャみたいな感じでしたし、
今販売されている車は、乗車定員分の3点式シートベルトが
義務化されるようなのですが、少し前までは
真ん中は当たり前のように2点式シートベルトでした。

今後、少しずつ変わっていく事でしょう。
安全意識の向上に鈍感になってはダメですしね。
posted by ぽっぽファクトリー at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(1) | 自動車・鉄道関連